最終更新: 2026年9月17日 | 監修: 天丸製薬 事業開発・マーケティング部
1試合で数百回のジャンプと着地。バレーボールという競技の負荷は、走る競技とも投げる競技とも異なります。元選手が立ち上げたのは、この反復動作に特化したコンディショニングサプリでした。本記事では、立ち上げプロセスを実際の数値とともに紹介します。
💡 元バレーボール選手の関節ケアサプリ事例とは、元バレーボール選手が、ジャンプと着地の反復という競技特性に着目してコンディショニングサプリを開発したアスリート起業のOEM成功事例です。持久系・瞬発系という一般的な区分ではなく反復衝撃という切り口で設計した点、現役世代だけでなく引退後の愛好者層まで対象を広げた点が特徴です。
⚡ この記事のポイント
- ジャンプと着地の反復という競技特性から設計
- 持久系・瞬発系ではなく「反復衝撃」という切り口
- 現役世代に加え、引退後のママさんバレー層まで対象化
- 初回1,800個をクラブチーム・実業団ルートで先行展開
- 対象年齢の幅に対応するため2SKU構成とした
背景|反復衝撃という負荷
創業者は実業団でプレーしていた元バレーボール選手です。引退の理由は、慢性的な膝と足首の状態でした。
バレーボールは、1試合で数百回のジャンプと着地を繰り返します。1回あたりの衝撃は大きくなくても、反復することで蓄積していく。この負荷の性質は、長距離を走る競技とも、一度の出力が大きい競技とも異なります。
既存のスポーツサプリは持久系か瞬発系かで分類されることが多く、この反復衝撃という切り口の製品が見当たりませんでした。
開発プロセス|2つの対象年齢
開発初期に決めたのは、対象を現役選手だけに絞らないことでした。バレーボールは引退後も続けられる競技で、ママさんバレーをはじめとする愛好者層が厚く存在します。
ただし、10代の現役選手と40代以降の愛好者では、必要な設計が異なります。そこで2SKU構成としました。現役世代向けは競技中の携行性を重視、愛好者層向けは日常的な継続を重視した設計です。
配合は関節サポートで実績のある素材を軸に据え、現役世代向けは競技者向けの原料管理を適用しています。愛好者層向けは、日常的に続けやすい穏やかな設計としました。
剤形も分けています。現役世代向けは個包装の粉末、愛好者層向けは小粒の錠剤ボトルです。
立ち上げ時の詳細データ
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初回ロットは合計1,800個。2SKUで展開しました。
| 項目 | 内容 | 備考 |
|---|---|---|
| 初回ロット | 合計1,800個 | 2SKU構成 |
| 現役世代向け | 個包装粉末 | 携行性を優先 |
| 愛好者層向け | 小粒錠剤ボトル | 日常継続を優先 |
| 設計の切り口 | 反復衝撃への対応 | 持久・瞬発の区分ではない |
| リードタイム | 初回相談から約6ヶ月 | 2SKU同時開発 |
対象を広げた判断の効果
現役の競技人口だけを対象にすると、市場規模は限られます。一方、愛好者層まで含めると対象は大きく広がります。
この判断が効いたのは、購買力の面でもありました。10代の現役選手は自分で購入しないケースが多く、購買の意思決定者は保護者やチームです。対して愛好者層は自分で判断して購入します。
結果として、売上の中心は愛好者層向けSKUとなり、現役世代向けSKUは競技コミュニティでの認知を作る役割を担う構造になりました。両者が補完し合う形です。
販路もクラブチーム・実業団ルートから始め、そこから地域の愛好者コミュニティへ広がっています。
小ロットから始めるという考え方
1. 負荷の性質で切り分ける:持久系・瞬発系という既存の分類に乗らない切り口が、空白を見つける手がかりになります。
2. 現役層と愛好者層は別の市場:購買の意思決定者が異なるため、SKUを分ける判断が有効でした。
3. 認知SKUと収益SKUを分ける:全てのSKUが利益を出す必要はありません。役割を分けた設計が成立します。
天丸製薬では、対象層に応じた複数SKUの同時開発にも対応しています。
本事例の主要数値まとめ
| 指標 | 実績値 | 備考 |
|---|---|---|
| 初回ロット | 合計1,800個 | 2SKU構成 |
| SKU構成 | 現役世代向け/愛好者層向け | 剤形も分離 |
| 設計の切り口 | 反復衝撃 | 既存分類に乗らない軸 |
| 立ち上げ期間 | 約6ヶ月 | 2SKU同時開発 |
| 売上構成 | 愛好者層向けが中心 | 現役向けは認知の役割 |
関連ページ: 健康食品OEM・ODM総合ガイド / OEM商品カタログ / 品質管理体制
よくある質問
Q. バレーボール向けはなぜ既存のスポーツサプリと違うのですか?
A. 負荷の性質が異なるためです。1試合で数百回のジャンプと着地を繰り返し、1回あたりの衝撃は大きくなくても反復により蓄積します。既存製品は持久系か瞬発系かで分類されることが多く、この「反復衝撃」という切り口の製品が見当たりませんでした。
Q. 現役選手と愛好者を1つの製品でカバーできますか?
A. この事例では2SKUに分けました。10代の現役選手と40代以降の愛好者では必要な設計が異なるためです。現役世代向けは携行性を重視した個包装粉末、愛好者層向けは日常継続を重視した小粒錠剤ボトルとしています。
Q. 全てのSKUで利益を出す必要がありますか?
A. 必ずしも必要ありません。この事例では売上の中心が愛好者層向けSKUとなり、現役世代向けSKUは競技コミュニティでの認知を作る役割を担う構造になりました。認知SKUと収益SKUに役割を分ける設計は成立します。
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