最終更新: 2026年9月29日 | 監修: 天丸製薬 事業開発・マーケティング部
平日は働き、夜と週末に競技をする。社会人アスリートの条件は、プロとも学生とも異なります。ある社会人ラグビーチームの選手が立ち上げたのは、この二重生活を前提としたリカバリーサプリでした。本記事では、立ち上げプロセスを実際の数値とともに紹介します。
💡 社会人ラグビーチームのリカバリーサプリ事例とは、社会人ラグビー選手が、就業と競技を両立する生活を前提にリカバリーサプリを開発したアスリート起業のOEM成功事例です。練習が夜間に集中し翌日は勤務があるという条件から摂取タイミングを設計し、チーム単位でのまとめ買いを前提とした価格・数量設計を採用した点が特徴です。
⚡ この記事のポイント
- 社会人アスリートは練習が夜、翌日は勤務という条件を持つ
- 摂取タイミングを夜間練習後に置いた設計
- チーム単位のまとめ買いを前提とした価格・数量設計
- 初回2,000個を複数チームへの共同購入から展開
- 同じ条件の他競技チームへ横展開が進んだ
背景|プロでも学生でもない条件
創業メンバーは、平日は会社員として働きながら社会人ラグビーを続ける選手たちでした。競技レベルは高いものの、生活の条件はプロとは大きく異なります。
練習は平日の夜。終わるのは遅く、帰宅すればすぐ休まなければ翌日の勤務に影響します。週末は試合。回復に充てられる時間が、構造的に不足していました。
市販のスポーツサプリの多くは、プロや学生を想定しています。日中に練習し、その後は休息できるという前提です。この前提の違いが、使いにくさとして表れていました。
開発プロセス|タイミングから設計する
設計の中心に据えたのは、摂取タイミングでした。夜間練習の直後、帰宅前後に摂ることを想定しています。
この時間帯に摂ることを踏まえ、刺激性が高く休息を妨げる可能性のある成分は避けました。競技後の栄養補給という目的と、その後すぐ休むという条件の両立です。
剤形は個包装の粉末。練習場で扱いやすく、水に溶かして摂れる形態としました。荷物の中で潰れないよう、包装の強度も確認しています。
価格設計はチーム単位を前提としました。個人が単品で買うのではなく、チームでまとめて購入することを想定し、数量に応じた設計にしています。
立ち上げ時の詳細データ
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初回ロットは2,000個。複数チームへの共同購入からの展開です。
| 項目 | 内容 | 備考 |
|---|---|---|
| 初回ロット | 2,000個 | 複数チームの共同購入 |
| 剤形 | スティック粉末(個包装) | 練習場で扱いやすい |
| 摂取タイミング | 夜間練習後を想定 | 休息を妨げない設計 |
| 価格設計 | チーム単位のまとめ買い前提 | 数量に応じた設計 |
| リードタイム | 初回相談から約5ヶ月 | 包装強度の検証を含む |
チーム単位という販売構造
個人向けではなくチーム単位で売る構造は、いくつかの利点をもたらしました。
まず、1件あたりの取引量が大きくなります。個人向けD2Cで課題になる配送コストの比率が下がり、収益構造が改善しました。
次に、継続性です。チームで採用されれば、シーズンを通じて発注が続きます。個人単位の購買と比べ、需要の予測がしやすくなりました。
そして横展開のしやすさです。社会人アスリートという条件は、ラグビーに限りません。同じ生活条件を持つ他競技の社会人チームへ、同じ製品を提案できました。競技ではなく生活条件で市場を定義したことが効いています。
一方で、チーム単位の販売では、まとめ買いに関する取引条件の明確化が必要でした。返品や在庫の扱いについて、書面での取り決めを整備しています。
小ロットから始めるという考え方
1. 競技ではなく生活条件で市場を定義する:同じ条件を持つ層は、競技を越えて存在します。
2. 摂取タイミングが処方を規定する:いつ飲むかを先に決めると、使える成分と使えない成分が明確になります。
3. チーム単位販売は収益構造を変える:配送コスト比率が下がり、需要予測もしやすくなります。
天丸製薬では、チーム・組織単位での供給を前提とした製品設計と数量計画に対応しています。
本事例の主要数値まとめ
| 指標 | 実績値 | 備考 |
|---|---|---|
| 初回ロット | 2,000個 | 複数チームの共同購入 |
| 剤形 | スティック粉末(個包装) | 練習場での扱いやすさ |
| 設計の起点 | 摂取タイミング | 夜間練習後を想定 |
| 販売単位 | チーム単位 | 配送コスト比率が低下 |
| 横展開 | 他競技の社会人チームへ | 生活条件で市場を定義 |
関連ページ: 健康食品OEM・ODM総合ガイド / OEM商品カタログ / 品質管理体制
よくある質問
Q. 社会人アスリート向けは何が違いますか?
A. 練習が平日の夜で翌日は勤務があるという条件です。市販のスポーツサプリの多くは日中に練習しその後は休息できるプロや学生を想定しており、この前提の違いが使いにくさとして表れます。回復に充てられる時間が構造的に不足している点が設計の起点になります。
Q. 夜に摂る前提だと処方はどう変わりますか?
A. 刺激性が高く休息を妨げる可能性のある成分を避けます。この事例では競技後の栄養補給という目的と、その後すぐ休むという条件の両立を優先しました。いつ飲むかを先に決めると、使える成分と使えない成分が明確になります。
Q. チーム単位で販売する利点は?
A. 1件あたりの取引量が大きくなり配送コストの比率が下がること、シーズンを通じて発注が続くため需要予測がしやすいこと、そして同じ生活条件を持つ他競技のチームへ横展開しやすいことです。ただしまとめ買いの返品や在庫の扱いについて書面での取り決めが必要になります。
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