最終更新: 2026年6月26日 | 監修: 天丸製薬 品質保証部
「良い原料を混ぜれば良い製品になる」わけではありません。健康食品の品質と機能性は、成分の選定・配合比率・相互作用・安定性まで踏まえた処方設計力で決まります。天丸製薬は年間300処方以上の設計実績を持ち、研究開発・原料調達グループが機能性素材の評価から配合設計までを担っています。本記事では、その研究開発・処方設計力の中身を実績ベースで解説します。
💡 健康食品の処方設計力とは、機能性成分の選定・配合比率の決定・成分間の相互作用の検証・安定性の確保までを統合し、目的の機能性と品質を実現する開発能力です。原料を組み合わせるだけでなく、エビデンスと製造実現性を踏まえた設計が求められ、OEMメーカーの研究開発体制がその質を左右します。
⚡ この記事のポイント
- 処方設計は成分選定・配合比率・相互作用・安定性を統合する開発力
- 天丸製薬は年間300処方以上の設計実績
- 機能性素材の評価と原料相互作用の検証を重視
- エビデンスと製造実現性を両立した配合設計
- 機能性表示届出を見据えた成分量設計まで対応
なぜ処方設計が難しいのか
健康食品の処方設計は、単に成分を混ぜる作業ではありません。配合する成分同士が反応して変色・分解する、吸湿して固結する、機能性成分が賦形剤に埋もれて十分量を配合できない──こうした課題を、成分の性質を理解した上で解決する必要があります。
さらに、機能性表示食品では関与成分量を表示値どおりに担保しなければならず、賞味期限末まで含量を維持する設計が求められます。エビデンス・製造実現性・コストのバランスを取る総合力が、処方設計の質を決めます。
天丸製薬の処方設計を支える3つの体制
天丸製薬の処方設計力は、3つの体制で支えられています。
1. 機能性素材の評価:原料メーカーから提供される素材を、含量・純度・エビデンス・安定性の観点で評価します。新規成分は研究動向と届出可能性まで確認し、採用を判断します。
2. 原料相互作用の検証:複数成分を組み合わせる際、成分間の反応(変色・分解・架橋など)を事前に検証します。これにより、製造後・保存中のトラブルを防ぎます。
3. 安定性を踏まえた配合設計:安定性試験のデータに基づき、賞味期限末まで規格を満たす配合を設計します。必要に応じて過剰配合(オーバージ)や剤形の工夫で含量を担保します。
企画から処方確定までの流れ
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処方設計は、ブランドのコンセプトと目標から逆算して進めます。
1. コンセプト把握:ターゲット・訴求・予算・剤形の希望をヒアリングし、目指す製品像を共有します。
2. 成分選定と配合設計:エビデンスと製造実現性を踏まえ、機能性成分と配合比率を設計します。機能性表示を狙う場合は関与成分量を届出基準に合わせます。
3. 試作と検証:試作品で味・溶けやすさ・外観・安定性を確認し、課題を改良します。平均的な味確定は3〜10回の試作で行われます。
この一連の設計を、研究開発・原料調達グループが品質保証部と連携して進めることで、機能性と品質を両立した処方を実現しています。
天丸製薬の研究開発実績(2024年)
| 指標 | 天丸製薬 | 備考 |
|---|---|---|
| 年間処方設計数 | 300処方以上 | 多様なジャンル |
| 取引原料メーカー | 200社以上 | 素材の選択肢が広い |
| 機能性表示届出受理率 | 98.4% | 業界推定75% |
| 対応成分数 | 40種以上 | 機能性関与成分 |
| 安定性試験 | 47件(2024年) | 賞味期限末含量を担保 |
| 試作対応 | 平均3〜10回 | 味・品質を作り込み |
関連ページ: 健康食品OEM・ODM総合ガイド / OEM商品カタログ / 品質管理体制
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