最終更新: 2026年9月4日 | 監修: 天丸製薬 事業開発・マーケティング部
「広告を止めると売上も止まる」──Amazonで健康食品を販売していたブランドが直面したのは、広告依存から抜け出せない構造でした。打ち手として選んだのは、新規出稿を増やすことではなく、既存の商品ページを作り込むことでした。本記事では、ブランド登録とA+コンテンツを軸にした改善プロセスを実際の数値とともに紹介します。
💡 AmazonブランドとA+コンテンツ活用事例とは、Amazonのブランド登録を行い、A+コンテンツ(商品ページの拡張コンテンツ)とブランドストアを整備することで、広告依存を下げながら転換率を改善した健康食品ブランドのEC成功事例です。広告出稿を増やす前に商品ページの情報設計を見直した点と、景品表示法・薬機法に配慮した表現で作り込んだ点が特徴です。
⚡ この記事のポイント
- 広告依存から脱するため、出稿増ではなく商品ページの作り込みを選択
- ブランド登録によりA+コンテンツとブランドストアが利用可能に
- 画像で伝える情報設計に切り替え、テキスト依存を下げた
- レビュー内の頻出質問を起点にページ構成を再設計
- 改善後、広告費比率を下げつつ売上水準を維持
背景|広告を止めると売上が止まる
このブランドはAmazonを主戦場に健康食品を販売していました。スポンサー広告で流入を作り、一定の売上は立っていたものの、広告費を絞ると売上が連動して落ちる状態が続いていました。
分析すると、流入は取れているのに転換率が伸び悩んでいることが分かりました。ページに来た人が買わずに離脱している。つまり問題は集客ではなく、ページ側にありました。
改善プロセス|ページの情報設計から
最初に行ったのはブランド登録です。これによりA+コンテンツとブランドストアが使えるようになり、商品ページで表現できる情報量が大きく広がりました。
次に、レビューとカスタマーからの質問を洗い出しました。「何粒入りか」「いつ飲むのか」「他のサプリと併用できるか」──購入前に解消されていない疑問が明確になり、これをページ構成の骨格に据えています。
画像で伝える設計に切り替えたことも大きな変更点です。スマートフォンでの閲覧が中心であるため、長文の説明ではなく、図解で要点が伝わる構成にしました。
改善内容の詳細データ
💬 EC向け健康食品のOEM・表現レビューのご相談は無料相談フォームから。健康食品OEM・ODM総合ガイドもご参照ください。
施策は3ヶ月かけて段階的に実施しました。
| 項目 | 内容 | 備考 |
|---|---|---|
| ブランド登録 | 実施 | A+・ストアが利用可能に |
| A+コンテンツ | 図解中心で再構成 | スマホ閲覧を前提 |
| ページ構成の起点 | レビュー・Q&Aの頻出疑問 | 購入前の不安を先回り |
| 表現レビュー | 全訴求文を事前確認 | 景表法・薬機法の観点 |
| 実施期間 | 約3ヶ月 | 段階的に反映 |
ページ作り込みが効いた理由
広告は流入を増やしますが、転換率は上げません。転換率を決めるのはページです。この当たり前の分業を整理したことが、改善の出発点でした。
特に効果が大きかったのは、レビューの頻出疑問をページに先回りで反映したことです。購入前の不安が事前に解消されるため、比較検討中の離脱が減りました。
同時に注意したのが表現です。A+コンテンツは情報量が増える分、踏み込んだ訴求をしたくなります。景品表示法・薬機法の観点から全訴求文を事前確認し、根拠のない表現を排除しました。結果として、広告費比率を下げながら売上水準を維持できています。
この事例から学べること
1. 集客と転換は別問題:売上が伸びないとき、まず広告を増やす判断になりがちです。どちらがボトルネックかを分けて診断する必要があります。
2. レビューは最良の企画書:購入者が何に迷ったかがそのまま書かれています。ページ構成の起点として最も費用対効果が高い情報源です。
3. 情報量が増えるほど表現リスクも増える:A+は自由度が高い分、法規上の確認が欠かせません。
天丸製薬では、EC向け商品ページの訴求表現について、薬機法・景品表示法の観点からのレビューを提供しています。
本事例の主要数値まとめ
| 指標 | 実績値 | 備考 |
|---|---|---|
| 主要施策 | ブランド登録+A+コンテンツ | 出稿増は行わず |
| ページ設計の起点 | レビュー・Q&Aの頻出疑問 | 購入前不安の先回り |
| 実施期間 | 約3ヶ月 | 段階的に反映 |
| 表現レビュー | 全訴求文を事前確認 | 景表法・薬機法 |
| 改善後 | 広告費比率を下げ売上維持 | 転換率の改善が寄与 |
関連ページ: 健康食品OEM・ODM総合ガイド / OEM商品カタログ / 品質管理体制
よくある質問
Q. Amazonで売上が伸びないとき、まず何を見るべきですか?
A. 集客と転換のどちらがボトルネックかを分けて診断してください。この事例では流入は取れているのに転換率が伸び悩んでおり、問題は広告ではなくページ側にありました。広告は流入を増やしますが転換率は上げません。この分業の整理が改善の出発点でした。
Q. A+コンテンツは何を書けばよいですか?
A. この事例ではレビューとカスタマーからの質問を洗い出し、「何粒入りか」「いつ飲むのか」「他のサプリと併用できるか」といった購入前に解消されていない疑問をページ構成の骨格に据えました。レビューは購入者が何に迷ったかがそのまま書かれており、費用対効果の高い情報源です。
Q. A+コンテンツで法規上、気をつけることは?
A. 情報量が増える分だけ踏み込んだ訴求をしたくなりますが、そこにリスクがあります。この事例では景品表示法・薬機法の観点から全訴求文を事前確認し、根拠のない表現を排除しました。天丸製薬ではEC向け商品ページの訴求表現についてレビューを提供しています。
EC向け健康食品の開発・表現レビューはこちら
Amazon・楽天など EC を主戦場とする健康食品の受託製造に加え、商品ページの訴求表現について薬機法・景品表示法の観点からレビューを行います。
- ✅ EC専業ブランドの受託実績多数
- ✅ 商品ページ訴求文の事前レビュー
- ✅ レビュー分析を踏まえた製品改良の提案
- ✅ 初回小ロット100個から、強引な営業なし



