【成功事例】LINEギフト・ソーシャルギフトで伸びた健康食品|贈る文脈を作った話

LINEギフト・ソーシャルギフトで伸びた健康食品のイメージ|天丸製薬の健康食品OEM

最終更新: 2026年9月10日 | 監修: 天丸製薬 事業開発・マーケティング部

健康食品は自分のために買うもの──その前提を外したところに、伸びしろがありました。あるブランドはソーシャルギフトの導線に乗せることで、これまで接点のなかった層に届いています。ただし「贈り物」としての設計は、自家用とは全く別物でした。本記事では、立ち上げプロセスを実際の数値とともに紹介します。

💡 ソーシャルギフトで伸びた健康食品の事例とは、LINEギフトなどのソーシャルギフト(住所を知らなくても贈れる電子ギフト)経由で健康食品の販路を拡大したEC成功事例です。自家用と異なり贈答用は価格帯・パッケージ・訴求の設計要件が変わるため、既存商品の転用ではなくギフト専用SKUを新設した点が特徴です。

⚡ この記事のポイント

  • 住所を知らなくても贈れるソーシャルギフト経由で新規層に到達
  • 既存商品の転用ではなくギフト専用SKUを新設
  • 贈答では「効きそう」より「失礼にならない」が優先される
  • 価格帯を3,000円前後に設定し、カジュアルギフト需要を狙った
  • 母の日・敬老の日など歳時記に合わせた投下が奏功

背景|自家用市場の頭打ち

このブランドは自社ECとモールで健康食品を販売していましたが、新規獲得の効率が年々悪化していました。同じ層に同じ訴求で広告を打ち続けた結果、獲得単価が上昇していたのです。

打開策として検討したのが、購入の文脈そのものを変えることでした。自分のために買う商品ではなく、誰かに贈る商品として設計できないか。ソーシャルギフトの普及が、この発想を現実的な選択肢にしていました。

開発プロセス|ギフト専用SKUの新設

当初は既存商品をそのままギフト枠に載せる案もありましたが、テストの結果、転用では成立しないと判断しました。贈答では評価軸が変わるためです。

自家用では「効きそう」が購買の理由になります。しかし贈答では、受け取った人が困らないこと、失礼にならないことが優先されます。強い訴求は、かえって贈りにくさにつながりました。

そこでギフト専用SKUを新設しました。訴求は穏やかに、パッケージは開封時の体験を重視した設計に。内容量は使い切りやすい量に抑え、受け取り側の負担を減らしています。

価格帯は3,000円前後としました。改まった贈答ではなく、日常的なお礼や気遣いとして贈られる価格帯を狙った設定です。

施策の詳細データ

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ギフト専用SKUは、歳時記に合わせて投下しました。

項目 内容 備考
新設SKU ギフト専用1品番 既存商品の転用は不採用
価格帯 3,000円前後 カジュアルギフト帯
訴求方針 穏やかな表現 贈りやすさを優先
パッケージ 開封体験を重視 自家用とは別設計
投下時期 母の日・敬老の日等 歳時記に合わせて集中

贈る文脈がもたらした効果

ソーシャルギフトの利点は、受け取り手が新規顧客になることです。贈られた側はブランドを知らない状態で商品に触れるため、広告費をかけずに認知が広がります。

また、贈答という文脈は価格の受け止め方も変えます。自家用では割高に感じる価格でも、贈り物としては妥当と判断されやすく、値引き圧力から距離を置けました。

一方で注意も必要でした。贈答用は表現の穏やかさが求められる反面、何のための商品か伝わらなければ選ばれません。効能を語らずに価値を伝える表現設計が、最も時間をかけた部分です。

この事例から学べること

1. 購買文脈を変えると市場が変わる:同じ商材でも、自家用と贈答では競合も評価軸も別物になります。

2. 転用ではなく専用設計:ギフト枠に既存商品を載せるだけでは成立しにくく、SKUを分ける判断が必要でした。

3. 贈答は新規接点になる:受け取り手は広告費ゼロで獲得した見込み客です。同梱物の設計が次につながります。

天丸製薬では、ギフト用途を想定した容量・パッケージ設計のご相談も承っています。

本事例の主要数値まとめ

指標 実績値 備考
新設SKU ギフト専用1品番 転用は不採用
価格帯 3,000円前後 カジュアルギフト帯
主要導線 ソーシャルギフト 住所不要で贈れる
投下時期 歳時記に合わせて集中 母の日・敬老の日等
効果 広告費をかけず新規接点を獲得 受け取り手が見込み客に

関連ページ: 健康食品OEM・ODM総合ガイド / OEM商品カタログ / 品質管理体制

よくある質問

Q. 健康食品はギフトとして売れますか?

A. 売れますが、自家用商品の転用では成立しにくいのが実情です。この事例ではテストの結果、ギフト専用SKUを新設しました。自家用では「効きそう」が購買理由になりますが、贈答では受け取った人が困らないこと・失礼にならないことが優先され、強い訴求はかえって贈りにくさにつながります。

Q. ギフト用の価格帯はどう設定しますか?

A. この事例では3,000円前後としました。改まった贈答ではなく、日常的なお礼や気遣いとして贈られる価格帯を狙った設定です。贈答という文脈では自家用より価格の受け止め方が変わり、値引き圧力から距離を置けます。

Q. ソーシャルギフトの利点は何ですか?

A. 受け取り手が新規顧客になる点です。贈られた側はブランドを知らない状態で商品に触れるため、広告費をかけずに認知が広がります。ただし効能を語らずに価値を伝える表現設計が必要で、この事例でも最も時間をかけた部分でした。

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