最終更新: 2026年10月30日 | 監修: 天丸製薬 事業開発・マーケティング部
初めてOEMを使う場合、何から始めるのか、何をいつまでに決めるのかが見えにくいものです。本記事では、相談から初回納品までの流れを、各段階で決めることと所要期間とともに整理します。
💡 OEM発注は、相談 → 処方設計 → 試作 → 量産 → 納品の5段階で進みます。所要期間は、処方が確定してから初回納品までが45〜60日、リピートが30〜40日です。ただしこれは処方確定後の期間であり、相談から処方確定までに別途2〜4週間かかります。全体では、相談から初回納品まで概ね2.5〜3か月を見ておくと計画が立てやすくなります。
⚡ この記事のポイント
- 相談から初回納品まで概ね2.5〜3か月
- 処方確定後が45〜60日。その前に2〜4週間かかる
- 最初の相談では「誰に・何を・いくらで」の3点があれば進む
- 試作は1〜3回。回数が増えると日程が後ろにずれる
- ラベルの入稿は量産と並行。ここが律速になることがある
全体の流れ
| 段階 | 決めること | 目安 |
|---|---|---|
| ① 相談 | 対象者・剤形・数量・予算 | 数日〜1週間 |
| ② 処方設計 | 配合・訴求・表示の方針 | 2〜4週間 |
| ③ 試作 | 味・形状・サイズの確認 | 1回あたり2〜3週間 |
| ④ 量産 | 製造・検査・包装 | 45〜60日(初回) |
| ⑤ 納品 | 出荷判定・配送 | 数日 |
①②が並行することもあり、③の回数で全体が伸び縮みします。④の45〜60日は処方確定後の期間であり、相談からの通算ではありません。
最初の相談で持ってくるもの
完成した企画書は必要ありません。次の3点があれば話が進みます。
- 誰に売るか──年齢層・性別・悩み。対象者が制度の制約を決めます
- 何を売るか──剤形の希望、配合したい成分、訴求したいこと
- いくらで売るか──想定の販売価格と数量。これで原価の枠が決まります
3番目が最も効きます。販売価格が決まれば、使える原価が決まり、処方の自由度が決まります。「いくらでもいいので良いものを」では設計が始まりません。
決まっていない項目があっても構いません。「まだ決めていない」と伝えていただければ、選択肢を示しながら一緒に決めます。
📋 概算は見積もりシミュレーターで先に確認できます。
処方設計で決まること
この段階で、後から変えにくいことが決まります。
- 制度の選択──栄養機能食品を使うか、いわゆる健康食品でいくか
- 配合量──訴求と原価の両方を縛ります
- 剤形と粒サイズ──設備と最小ロットが決まります
- 包装形態──容器が賞味期限と配送費を決めます
- 最小ロット──剤形と製造場所で決まります
とくに1番目です。制度を後から変えると、配合量と表示を作り直すことになります。訴求したいことを早めに共有していただくと、手戻りが避けられます。
試作の回数
試作は1〜3回が一般的です。回数が増える要因があります。
- 味の評価で意見が割れる(決定者を1人にすると収束が早い)
- 目標が言葉で示されている(「市販の〇〇くらい」と現物で示すと早い)
- サイズと配合量の両立が難しい(どちらを優先するか先に決める)
- 評価の基準が決まっていない(口に入れた直後/後味を分けて記録する)
1回あたり2〜3週間かかるため、回数が1回増えると納品が2〜3週間後ろにずれます。初回に複数パターンを作って比較すると、全体の回数が減ることがあります。
ラベルが律速になりやすい
見落とされやすい論点です。量産と並行してラベルの入稿が進みますが、ここで止まることがあります。
- 表示内容の確認(義務表示項目が収まっているか)
- デザインの修正
- 印刷のリードタイム
- 包材の発注単位(最小発注数が製品ロットより大きいことがある)
製造が終わっていても、ラベルがなければ包装できません。処方が確定した時点で、ラベルの作業も並行して始めてください。
2回目以降
リピート発注は30〜40日が目安です。初回より短いのは、処方設計・試作・型代が発生しないためです。
ただし次の場合は期間が伸びます。
- 原料の在庫がなく、調達から始まる場合
- 包材を発注し直す場合
- 処方や表示を変更する場合
継続生産では、販売計画を早めに共有していただけると、原料手配に余裕が生まれます。
よくある質問
Q. 最短ではどれくらいですか?
A. リピート発注で原料在庫がある場合、30日程度です。初回は処方確定後45〜60日が目安で、相談からの通算では2.5〜3か月を見ておいてください。既存処方をそのまま使う場合は短縮できることがあります。
Q. 相談だけでも大丈夫ですか?
A. 構いません。発注を前提としないご相談もお受けしています。制度の制約で成立しない企画であれば、その時点でお伝えします。
Q. 途中でやめることはできますか?
A. 可能です。ただし処方設計・試作にかかった費用は発生します。量産に入った後は、原料手配が済んでいるため扱いが変わります。各段階でどこまで費用が発生しているかはお伝えします。
Q. 初回費用はいくらですか?
A. 処方設計・試作・型代を含め、30〜50万円程度が目安です。処方の複雑さと試作回数で変わります。2回目以降は発生しません。
決まっていないところから相談できます
「誰に・何を・いくらで」のうち分かっている分だけで構いません。残りは一緒に決めます。
- ✅ 初回小ロット100個(180粒入りボトル換算)から
- ✅ 初回費用30〜50万円程度、2回目以降は不要
- ✅ 錠剤は自社工場で製造、設備は型式まで公開
- ✅ 成立しない企画は早めにお伝えします。強引な営業なし
関連ページ:OEM/ODM開発サービス / 費用・料金ガイド / 見積もりシミュレーター
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初回のご相談・お見積りは無料です。