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産後ケアサプリで月商500万円を達成したD2Cブランドのリブランディング事例

📅 最終更新日: 2026年3月30日 | ✍️ 著者: 事業開発・マーケティング部

💡 健康食品OEMの成功事例とは、天丸製薬のOEM・ODM製造サービスを利用したお客様が、商品企画から製造・販売までの過程で達成した具体的な成果を紹介するケーススタディです。

背景と課題:産後ケア市場への参入と初期の壁

⚡ この導入事例の要点

  • お客様の課題と天丸製薬が提供した解決策を紹介
  • 小ロット(100個〜)からスタートし段階的にスケールアップ
  • GMP認証工場での製造と第三者機関による品質検査を実施
  • 具体的な成果数値(ロット数・リピート率・売上等)を公開

出産後の女性が直面する体の変化や栄養不足に着目し、2020年に産後ケア専門のD2Cブランド「ポストナタルラボ」を立ち上げたのは、二児の母でもある田中美穂氏(仮名)でした。自身の産後経験から「日本の産後ケアサプリ市場には本当に必要なものが少ない」という強い課題意識を持ち、起業を決意。しかし、最初の1年間は月商50万円前後で推移し、当初描いていたビジネスモデルの実現には程遠い状況でした。

初期の主な課題は以下の3点でした。第一に、商品の差別化が不十分だったこと。市場には産後向けを謳うサプリが多数存在しており、ビタミン・ミネラルの補給を訴求するだけでは埋もれてしまいました。第二に、製造コストが高く、小ロット生産による原価率の上昇が利益を圧迫していたこと。第三に、ターゲット顧客への訴求メッセージが散漫で、ブランドとしての統一感に欠けていたことです。

特に深刻だったのは、製品品質への顧客の信頼を獲得できていなかった点です。産後の女性は授乳中であることも多く、摂取する成分の安全性に対して非常に敏感です。「どこで作られているのか」「品質管理はどうなっているのか」という不安が購買障壁となっていました。

解決策:天丸製薬との連携によるリブランディング戦略

転機となったのは、2021年春に天丸製薬へ製造パートナーとして相談したことでした。それまで別のOEMメーカーに依頼していましたが、品質管理体制と処方の柔軟性に限界を感じていた田中氏は、GMP認証を取得し、健康食品の機能性設計に強みを持つ天丸製薬を新たなパートナーとして選択しました。

天丸製薬との協議の中で打ち出したリブランディングの核心は、「産後12ヶ月の時期別ケア」というコンセプトでした。産後0〜3ヶ月、4〜6ヶ月、7〜12ヶ月の3フェーズに分けて、それぞれの時期に必要な栄養素と機能性を設計した3種類のサプリシリーズを展開。これにより、「産後ケア全般」という広いカテゴリから「産後の時期に合わせた専門ケア」という高付加価値ポジションへの移行を図りました。

処方設計においては、授乳期の安全性を最優先に設計。天丸製薬の処方開発チームと産科医の監修を組み合わせ、葉酸・鉄分・DHA・ビタミンD3などの産後に不足しがちな栄養素を、吸収率を高める形で配合しました。また、授乳中に避けるべきとされる成分を一切使用しないことをパッケージに明記し、安全性の可視化に取り組みました。

OEM製造に関心がある方は、OEM製造の基礎ガイドもご参照ください。また、品質管理の観点からGMP認証の重要性についても理解しておくことが重要です。

実施プロセス:6ヶ月間のリブランディング実行ステップ

リブランディングは2021年6月から12月にかけて、以下のステップで実施されました。

ステップ1:市場調査とポジショニング再設計(6〜7月)

既存顧客100名へのアンケート調査と非顧客30名へのインタビューを実施。産後の悩みとして「疲れやすさ(78%)」「抜け毛(65%)」「睡眠の質の低下(61%)」が上位に挙がりました。この調査結果をもとに、フェーズ別の訴求ポイントを明確化しました。

ステップ2:天丸製薬との処方開発(7〜9月)

天丸製薬の処方チームとの共同開発で、3シリーズ各製品の原料選定と配合量の最適化を進めました。原料の品質基準、製造ロットの管理、品質検査の頻度など、GMP基準に準じた製造体制の確立に注力。初回製造ロットは各500個からスタートし、品質確認後に増産体制を整えました。

ステップ3:ブランドビジュアルとパッケージのリニューアル(9〜10月)

従来の白を基調としたシンプルなパッケージから、産後の女性に寄り添う温かみのあるデザインへと刷新。フェーズ別に色分けを行い(Phase1:淡いピンク、Phase2:ラベンダー、Phase3:グリーン)、棚での視認性と定期購入時の識別しやすさを両立しました。パッケージ裏面には製造元として天丸製薬の情報を記載し、品質への信頼感を訴求しました。

ステップ4:LP・SNSコンテンツの刷新(10〜11月)

新コンセプトに基づくランディングページを制作。産後経験者の体験談を中心に据え、「産後〇ヶ月のあなたへ」というメッセージで時期別の課題解決を訴求しました。Instagramでは毎日の授乳・育児の合間に読める短時間コンテンツを週4回配信し、フォロワーを3ヶ月で1,200名から8,500名へと増加させました。

ステップ5:定期購入モデルへの移行(11〜12月)

従来の都度購入メインから、3ヶ月継続プランを軸とした定期購入モデルへ転換。産後0〜12ヶ月のトータルケアを提案することで、LTV(顧客生涯価値)の向上を図りました。初回割引(40%オフ)と定期特典(無料オンライン相談)を組み合わせた獲得施策を展開しました。

成果・数字:リブランディング後6ヶ月の実績

2022年1月から6月の実績は、目標を大きく上回るものとなりました。

特筆すべきは、製造コストの最適化にも成功した点です。天丸製薬との取引拡大に伴い、製造ロットを当初の500個から3,000個に拡大。スケールメリットにより原価率が32%から21%へと改善し、利益率の向上にも大きく貢献しました。

また、産後ケアサプリの認知拡大に伴い、産科クリニックや助産院との連携も進みました。2022年6月時点で15施設との取引が生まれ、BtoBチャネルからの売上が月商の約15%を占めるまでに成長しています。

成功のポイント:なぜこのリブランディングは成功したのか

この事例から導き出せる成功の核心は、以下の4点です。

1. ニッチ特化によるポジション確立

「産後ケア全般」から「産後フェーズ別専門ケア」へのポジション絞り込みは、競合との明確な差別化を生み出しました。ターゲットを絞ることで、マーケティングメッセージの精度が上がり、顧客の「これは私のための商品だ」という感覚を強化しました。

2. 製造パートナーの変更による品質と信頼の向上

GMP認証を持つ天丸製薬への製造委託は、単なるコスト削減ではなく、ブランド価値の向上に直結しました。授乳中の安全性という最大の購買障壁を、製造元の信頼性で解決できたことが、口コミによる自然な拡散を生みました。健康食品OEMの基礎については健康食品OEMとは何かをご覧ください。

3. LTVを重視したビジネスモデルへの転換

都度購入から定期購入への移行は、事業の安定性を劇的に改善しました。定期会員が積み上がることで、月々の売上の予測可能性が高まり、製造計画の最適化も容易になりました。小ロットOEMから始めた製造体制の拡大については小ロットOEM活用ガイドが参考になります。

4. コミュニティ形成による低コスト顧客獲得

SNSを通じた産後ケアコミュニティの形成は、広告費に依存しない口コミ獲得チャネルを構築しました。既存顧客の体験談がコンテンツとなり、新規顧客へのリーチを継続的に生み出す好循環が生まれています。この「コミュニティドリブン」なアプローチは、信頼性の高いD2Cブランド構築において今後も有効な手法となるでしょう。

リブランディング後も成長を続けるポストナタルラボは、2023年以降に機能性表示食品への移行や、医療機関チャネルの本格展開を計画しています。天丸製薬との協力関係を深めながら、産後ケア市場のリーディングブランドを目指す取り組みは続いています。

あなたのビジネスでも同じ成果を

成功事例を参考に無料相談をはじめましょう。小ロットからのスタートも大歓迎。天丸製薬が商品化から販売戦略まで伴走します。

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導入事例の詳細データ

項目内容
初回発注ロット初回500個(スモールスタート)
当時の課題前の製造会社から品質のばらつきが多く、リピート率が上がらずに悩んでいた
天丸製薬の解決策原料の産地・ロット管理の徹底と、出荷前の全数検査体制で品質均一化を実現
製造期間約6週間(初回)
導入後の成果初年度でリピート率68%達成、翌年度に発注ロット2500個へ拡大
お客様の声「小ロットから始められたことで、市場テストができリスクを最小化できました」

この事例から学べること

健康食品OEMにおいて、初回は小ロットでのテスト販売が成功のカギです。天丸製薬では100個〜の小ロット製造に対応しており、市場の反応を見ながら段階的にスケールアップする戦略をサポートしています。

機能性表示食品やサプリメントの新規参入では、製品コンセプトの検証と市場テストが特に重要です。無駄な在庫リスクを抑えながら、確実なビジネス成長を実現するパートナーとして、天丸製薬をご活用ください。