💡 健康食品市場トレンドとは、消費者の健康意識の変化、新しい機能性素材の登場、法規制の改正、販売チャネルの多様化など、健康食品業界を取り巻く最新の動向を指します。2024年の国内市場規模は約9,000億円で、年間4〜5%の成長を続けています。
📅 最終更新日: 2026年3月18日 | ✍️ 著者: 事業開発・マーケティング部
日本の健康食品市場データ(2024年最新)
- 国内健康食品市場規模:約9,000億円(2024年推計、前年比+4.2%)
- 機能性表示食品届出件数:累計7,000件超(2024年3月時点、消費者庁)
- サプリメント利用率:成人の約30%が定期的に摂取
- 健康食品OEM市場:年間成長率5〜8%で拡大継続
- 小ロット需要:D2C・EC事業者増加で500個以下の発注が全体の40%超
出典: 富士経済グループ、消費者庁公表データ、天丸製薬市場調査(2024)
健康食品市場のトレンドをいち早くキャッチし、自社商品に活かすことがOEM成功の鍵です。天丸製薬の事業開発・マーケティング部が、最新市場データをもとにトレンドを分析します。
訪日外国人が日本のサプリを求める理由
⚡ この記事の要点(2024年市場トレンド)
- 国内健康食品市場は約9,000億円規模(前年比+4.2%)
- 機能性表示食品の届出は累計7,000件を突破
- D2C・EC事業者の参入増加で小ロットOEM需要が40%超に
- 注目成分トレンドと商品化のヒントを分析
コロナ禍で途絶えたインバウンド需要が2023年に急回復し、2024年には2019年比を超える訪日外国人数が記録されています。その中で、健康食品・サプリメントは日本製品を求める訪日客の人気カテゴリーの上位に位置しています。
日本製健康食品が選ばれる理由として、①品質・安全性への信頼(日本のGMP基準)、②日本独自成分や技術(コラーゲン・プラセンタ・酵素等)、③パッケージデザインの洗練度、④日本の薬局・コンビニで購入できるアクセスのよさ、が挙げられます。
国別のインバウンド健康食品需要の特徴
中国人旅行者
最大のインバウンド消費グループ。爆買い品目として健康食品・ビタミン剤は定番です。「代理購買(グレイマーケット)」のバイヤーも多く、1人あたり大量購入するケースも。人気商品:プラセンタ、コラーゲン、マルチビタミン、妊活サプリ(葉酸・鉄)。
韓国人旅行者
美容・スキンケア成分配合サプリへの需要が高い。日本のドラッグストア(マツモトキヨシ等)での健康食品購入が人気コースに。コラーゲンドリンク・美白系サプリ・乳酸菌製品が特に人気。
東南アジア(タイ・シンガポール・マレーシア等)
高所得層中心で「日本製の信頼性」を強く意識した購買行動。滋養強壮系・免疫サポート系が好まれる傾向。ハラール対応の有無も重要。
インバウンド対応の商品設計
多言語対応パッケージ
商品説明の中国語・英語・韓国語表示(または別途多言語リーフレット同梱)が購入を後押しします。特に「成分・配合量の中国語表示」は、中国人バイヤーから高く評価されます。
「日本らしさ」の訴求
「日本製」「Made in Japan」「GMP認定工場製造」の明示が差別化になります。日本固有原料(桜の花エキス・甘酒発酵エキス・国産コラーゲン等)を使った日本限定商品は、訪日旅行者の「日本でしか買えないもの」欲求に応えます。
大容量・土産向けパッケージ
訪日客は帰国後に友人・家族への土産としても購入します。90日分・120日分など大容量パッケージや、複数個入りのまとめ買いセットが好まれます。
販売チャネルの整備
インバウンド取り込みには以下のチャネル整備が有効です。
- ドラッグストア・薬局への卸:訪日客が最も自然にアクセスする店舗
- 免税店・空港店舗:出国前の大量購入需要の取り込み
- 越境EC:帰国後のリピート購入をEC経由で継続(天猫国際・Shopee等)
- インバウンドOTAとの連携:旅行者向けアプリでのクーポン配布
まとめ
インバウンド需要は一過性ではなく、越境ECでのリピート購入につながる「入口」として機能します。日本製健康食品のブランド価値を活かし、インバウンド→越境EC→現地代理店という流通ステップを構築することが、輸出市場開拓の現実的な王道パターンです。天丸製薬では多言語対応パッケージへの製造・包装対応も行っています。
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インバウンド需要を取り込むための実践戦略
訪日外国人向けの健康食品販売では、購入体験の最適化が重要です。①多言語表示(英語・中国語・韓国語)への対応、②免税手続きのスムーズ化(TAX FREEの対応とPR)、③越境ECとの連携(帰国後も購入できるQRコード・ECサイトURLの掲載)、④インバウンド向け専用SKU(大容量・3ヶ月分など、帰国後もしばらく使えるサイズ)の検討、が有効です。特に「日本でしか買えない日本製サプリ」という希少性の訴求が、外国人観光客の購買意欲を高める鍵となります。
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