最終更新: 2026年8月3日 | 監修: 天丸製薬 製造技術グループ
健康食品の剤形の中で、最も汎用的で採用実績が多いのが錠剤です。粉末を圧縮して固める「打錠」により、コスト効率・携帯性・服用量の管理に優れた製品を作れます。一方で、素錠・糖衣錠・フィルムコート錠という種類の違いや、硬度・崩壊性の設計が品質を左右します。本記事では製造技術グループの視点から、錠剤のOEM製造を工程別に解説します。
💡 錠剤(打錠)とは、機能性成分と賦形剤を混合・造粒し、打錠機で圧縮して固めた剤形です。コスト効率が高く携帯性に優れ、健康食品で最も汎用的に用いられます。表面加工により、素錠(コーティングなし)・糖衣錠(糖でコート)・フィルムコート錠(高分子膜でコート)に分かれ、硬度・崩壊性の設計が品質を左右します。
⚡ この記事のポイント
- 錠剤は最も汎用的な剤形 — コスト効率・携帯性に優れる
- 素錠・糖衣錠・フィルムコート錠の3種類がある
- 造粒→打錠→(コーティング)→検査の工程で製造
- 硬度・崩壊性のバランスが飲みやすさと品質の鍵
- 天丸製薬の2024年実績:錠剤系の製造ロット最多
錠剤が選ばれる理由
錠剤は、健康食品の剤形として最も多く採用されています。その理由は明確な強みにあります。
1. コスト効率:打錠は生産効率が高く、単価を抑えやすい剤形です。大量生産に向いています。
2. 携帯性・管理のしやすさ:小さく固形のため携帯しやすく、1粒あたりの成分量が管理しやすい利点があります。
3. 表面加工の柔軟性:素錠・糖衣・フィルムコートと加工を選べ、飲みやすさや見た目、成分保護を調整できます。
錠剤の3種類と選び方
錠剤は表面加工で3種類に分かれます。
| 種類 | 特徴 | 適性 |
|---|---|---|
| 素錠(裸錠) | コーティングなし、低コスト | 味・においが気にならない成分 |
| 糖衣錠 | 糖でコート、飲みやすく見た目良い | 苦味のマスキング |
| フィルムコート錠 | 高分子膜でコート、成分保護 | 湿気・光に弱い成分 |
成分の味・安定性・コスト・訴求に応じて選びます。苦味の強い成分は糖衣・フィルムコートでマスキングし、安定性が課題ならフィルムコートで保護します。
製造フローと硬度設計
標準的な製造フローは以下の通りです。
工程1: 原料混合(機能性成分・賦形剤・滑沢剤を混合) → 工程2: 造粒(打錠しやすい顆粒に) → 工程3: 打錠(打錠機で圧縮成形、硬度を調整) → 工程4: コーティング(糖衣・フィルムコートの場合) → 工程5: 検査(硬度・崩壊性・重量・外観を確認)。
品質管理では硬度と崩壊性のバランスが最重要です。硬すぎると崩壊せず吸収に影響し、軟らかすぎると割れやすくなります。賦形剤(セルロース等)の設計も飲みやすさと品質を左右します。天丸製薬では硬度・崩壊性を試験で確認し、飲みやすく安定した錠剤を実現しています。
天丸製薬の錠剤系実績(2024年)
| 指標 | 天丸製薬 | 備考 |
|---|---|---|
| 錠剤系 製造ロット | 剤形別で最多 | 汎用性の高さ |
| 対応種類 | 素錠・糖衣・フィルムコート | 成分に応じ選択 |
| 品質検査 | 硬度・崩壊性・重量・外観 | 飲みやすさと品質を両立 |
| 賦形剤設計 | 必要最小限で適切に | 崩壊性を調整 |
| 小ロット対応 | 100個から | 段階的スケール可 |
関連ページ: 健康食品OEM・ODM総合ガイド / OEM商品カタログ / 製造体制
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参考文献・関連リソース



