最終更新: 2026年6月28日 | 監修: 天丸製薬 事業開発・マーケティング部
「自社の原料に、付加価値をつけて売りたい」──一般食品を手がける食品メーカーが、自社で扱う素材を活かして機能性表示食品市場に参入しました。既存の販路と原料調達網という強みを活かしながら、不足していた届出・製造の知見をOEMで補うことで、付加価値の高い製品ラインを確立しています。本記事では、食品メーカーの機能性表示参入プロセスを実際の数値とともに紹介します。
💡 食品メーカーの機能性表示食品参入事例とは、一般食品を手がける企業が、自社の原料調達網や販路を活かして機能性表示食品市場へ参入したOEM成功事例です。既存の事業資産(原料・販路)を強みとしつつ、不足する機能性表示の届出ノウハウと製造をOEMで補い、付加価値の高い製品を確立した事例です。
⚡ この事例のポイント
- 既存の販路と原料調達網を活かした機能性表示食品への参入
- 自社で扱う素材を機能性関与成分として活用
- 不足する届出ノウハウ・製造をOEMで補完
- 初回3,000個を既存販路で展開 → 付加価値ラインを確立
- SR活用届出で開発期間を短縮
参入の背景|既存資産の付加価値化
このメーカーは一般食品で安定した販路を持っていましたが、価格競争の中で「付加価値の高い製品ライン」を模索していました。自社で扱う素材に機能性の可能性があることに着目したのが出発点です。
ただし、機能性表示食品の届出ノウハウや、サプリ形態の製造設備は持っていませんでした。そこで、既存の強み(原料・販路)を活かしつつ、不足部分をOEMで補う参入戦略を選びました。
参入プロセス|自社素材の機能性表示化
参入の論点は「自社素材をどう機能性表示食品にするか」でした。
素材の活用:自社で扱う素材の中から、機能性関与成分として届出可能なものを選定。原料メーカーのSRを活用し、届出の道筋を確認しました。
製品設計:既存販路で売りやすい剤形・容量に設計。販路の特性に合わせた製品仕様としました。
受託製造の進め方|小ロットからの立ち上げ
受託製造という性質上、お客様の社名・製品名・発注数量は公開しておりません。以下は、実際にご依頼いただく案件で標準的にたどる進め方です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対応ロット | 100個〜。小ロットから対応しています |
| よくいただくご相談 | 「市場の反応を見てから数量を決めたい」「先行販売に間に合わせたい」 |
| 天丸製薬の対応 | 小ロットでの試作サンプル提供。ご確認のうえ、そのまま量産へ移行できます |
| 進め方 | 処方のご相談 → 試作 → ご確認 → 量産。各工程でご確認いただきます |
| 量産への移行 | 試作にご納得いただいてから。テスト販売の結果を見て数量を決められます |
| 多いご要望 | まず小ロットで市場の反応を見たい、というご要望を多くいただきます |
既存資産活用型参入の強み
この事例が示す「既存資産活用型参入」の強みは3つあります。
1. 販路という強み:既存の販路があるため、新規顧客獲得のハードルが低く、確実に展開できます。
2. 原料調達の優位:自社で扱う素材を活かせるため、原料面のコスト・調達優位を持てます。
3. OEMによる補完:不足する届出・製造の知見をOEMで補うことで、自社にない機能を素早く獲得できます。
小ロットから始めるという考え方
本事例の本質は、「既存の事業資産を活かし、不足を補完する参入」です。販路と原料という強みを持つ食品メーカーが、不足していた機能性表示の届出ノウハウと製造をOEMで補うことで、付加価値の高い製品ラインを確立しました。重要なのは、自社の強みと弱みを見極め、足りない部分をパートナーで補う設計です。原料や販路を持つ企業は、OEMパートナーの届出・製造力を活かして、機能性表示食品という付加価値市場へ効率的に参入できます。
本事例の主要数値まとめ
| 指標 | 数値 |
|---|---|
| 初回ロット | 3,000個(既存販路向け) |
| 開発期間 | 届出含め約4か月 |
| 活用資産 | 既存販路・自社原料 |
| 補完要素 | 届出ノウハウ・製造(OEM) |
| 届出方式 | SR活用 |
| 差別化軸 | 機能性表示による付加価値 |
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参考文献・関連リソース
※ 本事例は取材・実務経験をもとに、お客様が特定されないよう再構成しています。記載の数値は各社の状況によって異なり、同様の成果をお約束するものではありません。
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