ホームコラム基礎知識海外向け健康食品のOEM製造で知っておくべき規制の違い【2025年版】完全ガイド
海外向け健康食品のOEM製造で知っておくべき規制の違い【2025年版】完全ガイド

💡 健康食品OEM(Original Equipment Manufacturing)とは、メーカーが他社ブランドの健康食品を受託製造するビジネスモデルです。企画・処方・製造・包装・品質検査を一貫して委託でき、自社工場を持たない企業でも独自ブランドの健康食品を販売できます。

📅 最終更新日: 2026年1月14日 | ✍️ 著者: 法規制コンプライアンス室

日本の健康食品市場データ(2024年最新)

  • 国内健康食品市場規模:約9,000億円(2024年推計、前年比+4.2%)
  • 機能性表示食品届出件数:累計7,000件超(2024年3月時点、消費者庁)
  • サプリメント利用率:成人の約30%が定期的に摂取
  • 健康食品OEM市場:年間成長率5〜8%で拡大継続
  • 小ロット需要:D2C・EC事業者増加で500個以下の発注が全体の40%超

出典: 富士経済グループ、消費者庁公表データ、天丸製薬市場調査(2024)

この記事では、健康食品OEM・ODM製造に関わる基礎知識を、天丸製薬の現場経験を踏まえて解説します。製造委託を初めてご検討の方から、すでに取引中の企業担当者まで、実務に即した情報をお届けします。

この記事で扱う主なトピック:健康食品OEM製造(受託製造)におけるGMP品質管理基準、処方設計のプロセス、原料調達の考え方、小ロット製造の実務知識を、天丸製薬の現場経験をもとに解説します。

海外市場への健康食品輸出で直面する規制の壁

⚡ この記事の要点(30秒で理解)

  • 健康食品OEM製造の基本的な流れと注意点を解説
  • 天丸製薬では最小100個〜の小ロット製造に対応
  • GMP認証工場での品質管理体制で安心の製造委託が可能
  • 企画段階から納品まで、ワンストップでサポート

日本の健康食品を海外市場で販売する際、最大の課題の一つが輸出先国の規制への対応です。日本国内では問題なく販売できる製品でも、輸出先の規制によっては販売できない成分が含まれていたり、ラベル表示が基準を満たしていなかったりすることがあります。

OEM製造の段階から輸出先の規制を考慮した製品設計をすることが、海外展開を成功させるための重要なポイントです。この記事では主要市場(米国・EU・中国・東南アジア)の規制の概要と対応ポイントを解説します。

米国市場の規制(FDA・DSHEA)

🏭 天丸製薬の独自データ(2024年実績)

年間製造ロット数 523ロット(前年比+12%)
初回小ロット率(500個以下) 全体の43%(D2C・EC事業者の参入増加)
リピート発注率 78%(業界平均55%)
機能性表示食品届出サポート 年間32件(受理率98.4%)
サンプル→本生産移行率 89%
平均リードタイム サンプル18日 / 本生産37日
品質クレーム率 0.08%(業界平均0.5%)

※天丸製薬 2024年度社内集計データ

ダイエタリーサプリメントの法規制

米国ではサプリメントは「ダイエタリーサプリメント(Dietary Supplement)」として、1994年のDSHEA(ダイエタリーサプリメント健康教育法)によって規制されています。

主なポイント

米国向けのGMP要件

米国向けに輸出する場合、製造工場がFDA GMP(21 CFR Part 111)に適合していることが求められます。日本のGMP認証取得工場でも、米国GMP要件との差異を確認・対応する必要があります。NSF認証の取得が有利に働くケースもあります。

ラベル記載要件

EU市場の規制(EU指令・EFSA)

食品補助食品指令(Directive 2002/46/EC)

EUではサプリメントを「食品補助食品(Food Supplements)」として、EU指令に基づいて規制しています。

主なポイント

EU Novel Food規制

1997年5月15日以前にEUで人間の食用として使用された記録がない原料は「新規食品(Novel Food)」として規制されます。多くの日本産食材・機能性成分がNovel Foodに該当するため、EU向け製品の処方設計では注意が必要です。

中国市場の規制(SAMR・NMPA)

保健食品の規制

中国での健康食品販売は「保健食品」として規制されており、最も厳格な市場の一つです。

主なポイント

中国市場は大きなビジネス機会がある反面、規制対応が非常に複雑です。中国向け製品の開発には専門コンサルタントの活用を強くお勧めします。

東南アジア市場の規制

各国の規制概要

シンガポール(HSA)

タイ(FDA Thailand)

インドネシア(BPOM)

海外向け製品製造の注意点

処方設計段階での確認事項

ラベル設計での確認事項

海外向け製品の処方設計と品質管理については、GMP認証の取得が多くの市場で有利に働きます。また健康食品OEMの基礎知識も参考にした上で、輸出先の規制専門家と連携することが成功への近道です。

天丸製薬の海外向けOEM対応

天丸製薬では、海外向け健康食品のOEM製造にも対応しており、輸出先国の規制に合わせた処方設計・ラベル設計のアドバイスを行っています。米国GMP対応・EU向け処方設計など、グローバル展開を視野に入れた製品づくりをサポートしています。海外向け製品の開発についてはお気軽にご相談ください。

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