最終更新: 2026年7月1日 | 監修: 天丸製薬 研究開発・原料調達グループ
中高年・シニア層の「記憶・認知ケア」ニーズの高まりとともに、イチョウ葉エキスが注目を集めています。欧州では古くから利用され、日本でも機能性表示食品の関与成分として届出実績がある素材です。一方で、規格成分の管理や安全性への配慮が必要な成分でもあります。本記事では研究開発の現場視点で、イチョウ葉の特徴、原料規格、配合設計、表示戦略を解説します。
💡 イチョウ葉エキスとは、イチョウの葉から抽出したエキスで、フラボノイドとテルペンラクトンを規格成分とします。記憶・認知機能のサポートを目的に、中高年・シニア向けの健康食品に配合されます。イチョウ葉由来フラボノイド配糖体・テルペンラクトンを関与成分とする機能性表示食品の届出実績がある素材です。
⚡ この記事のポイント
- イチョウ葉エキスは記憶・認知ケア素材 — 中高年・シニア向けで人気
- フラボノイドとテルペンラクトンを規格成分として管理
- 機能性表示食品の届出実績があり、SR活用で訴求可能
- ギンコール酸の管理など、安全性への配慮が必要
- 天丸製薬の2024年実績:認知・シニア向け成分の配合処方12件
イチョウ葉エキスとは何か
イチョウ葉エキスは、イチョウの葉から抽出される健康食品素材です。欧州では古くから利用され、研究も蓄積されています。日本でも、記憶・認知機能のサポートを訴求する機能性表示食品の関与成分として届出実績があり、高齢化を背景に需要が高まっています。
機能性に関わる成分として、フラボノイド(フラボノイド配糖体)とテルペンラクトンが知られ、これらを規格化した標準化エキスが原料として用いられます。
原料規格と安全性
イチョウ葉エキスは規格と安全性の管理が重要です。
1. 規格成分の管理:フラボノイド配糖体・テルペンラクトンの含量を規格化した標準化エキスを使用します。機能性表示では関与成分量を表示値どおりに担保します。
2. ギンコール酸の管理:イチョウ葉に含まれるギンコール酸はアレルギーの懸念があるため、低減した原料を使用します。原料COAでギンコール酸含量を確認することが重要です。
3. 医薬品との相互作用:一部の医薬品との相互作用が指摘されるため、注意喚起表示を検討します。
配合設計と機能性表示
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イチョウ葉は認知・シニア向けの設計に適しています。
1. 機能性表示の活用:イチョウ葉由来成分を関与成分とする届出が可能なため、SR活用で「記憶・認知機能のサポート」を訴求する機能性表示食品として設計できます。
2. 複合設計:PQQ・DHA・ビタミンB群など、認知・シニア向けの成分との組合せで訴求力を高められます。
3. 剤形:標準化エキスを錠剤・カプセルにする設計が一般的です。シニア層に配慮した飲みやすい剤形とします。天丸製薬では規格管理から機能性表示届出まで支援しています。
天丸製薬の認知・シニア向け成分実績(2024年)
| 指標 | 天丸製薬 | 備考 |
|---|---|---|
| 認知・シニア向け成分 配合処方数 | 12件 | イチョウ葉系含む |
| 主な複合成分 | PQQ・DHA・ビタミンB群 | 認知ケア設計 |
| 規格管理 | フラボノイド・テルペンラクトン・ギンコール酸 | COA確認 |
| 機能性表示対応 | イチョウ葉由来成分で届出可 | SR活用 |
| 小ロット対応 | 100個から | 段階的スケール可 |
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